行者像が、いつ頃からどうして祀られるようになったかは不明である。境内に祀られる前は、地区内の個人宅の庭に祀られていた。行者盆は、境内西側の祠に祀られている行者像の前で行われる。毎年、お盆明けの日曜日、朝から提灯や大峰山が描かれた軸を飾り、盛物を準備してお供えする。
盛物は、ズイキを斜めに切ったもの、茄子の皮を剥いたもの、ササゲの3種類。これを盆にのせて供える。
19時になると地域の人々20~30人が行者像の祠前に集まり、お経を挙げてお参りをする。
以前は8月18日に行っていたが、現在はお盆明けの最初の日曜日に行っている。御開帳は、行者盆の日だけ。
※この時のお経は、真宗高田派のお経ではなく、呪文のような言葉を繰り返す。
開催日 | お盆明けの日曜日 |
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毎年、行灯の文字を新しく書いて張り替える
地域の人たちで準備を行う
ズイキ、ナス、ササゲの盛物をお供えする
祠に祀られている行者像
お経の後の振る舞い餅
人々の交流の場となっている
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