八幡神社は、大雀命(おほさざきのみこと)を御祭神とし品陀和気命(ほんだわけのみこと)、多気理毘蕒命(たぎつひめのみこと)を祀っている。明治41年4月11日許可を受けて岡太神社に合祀。昭和2年10月14日氏子総意によって社殿等設備を整え分祀して元の社地に奉斎したが非公認の神社であった。昭和26年3月5日承認を受けて宗教法人令による神社本庁所属の神社として設立承認登記された。
10月第2日曜日に開催
一年を通じて一番大きな祭り。地元の氏子全員で祭り事を祝う。春と秋の例祭、祈年祭、新嘗祭で湯の華神事が行われる。湯の華神事は、竈を竹としめ縄で囲み釜で湯を沸かし神に捧げ、湯の華氏(氏子)が笹を湯につけ自分を清める。次に参拝者に向けて笹を二振りし湯露をかける。そのしぶきを被り、今年の家内安全、無病息災、五穀豊穣を願う。その後、直会でこの湯、お神酒、神殿と山の神に供えた鏡餅を分けていただく。祭礼の儀式を終えた後、秋の収穫野菜などを大きな鍋で煮込み、詣でた人たちに振る舞う芋煮会を行う。他にも子供神輿など自治会の行事をともに行っている。
11月第2日曜日に開催
今年取れた米・野菜・果物などを奉納する。稲の収穫を感謝し、翌年の五穀豊穣、家内安全、無病息災を願う。春と秋の例祭、祈年祭同様、湯の華神事が行われる。
12月31日~1月1日
午前0時になると神様にお参りする。「初詣は地元の神社から」を次世代に継承していく。境内で鏡餅(200個)や甘酒の振る舞い、お札の授与を行う。かがり火を焚いて、新年を祝う。
2月第2日曜日に開催
予祝の行事として五穀豊穣、家内安全、無病息災を願う祭り。
春と秋の例祭、新嘗祭同様、湯の華神事が行われる。
3月第2日曜日に開催
3月最初の午の日に行う神事であるが、現在は第2日曜日に行われる。
厄年の氏子(数え年で19才、33才の女性、25才、42才、61才の男性)が、祈祷料とは別に鏡餅(2升)をのせ、米と共に奉納する。
祈祷が終わったら祈祷神符と鏡餅の下の部分をもらい、餅を切り分けて近所や親せきに配る。
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